ママの働き方

「趣味のブログから起業する」という働き方|日本おひるねアート協会

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2019年12月12日(木)大手町で開催されるわたしらしく働くママの学びイベント【PowerWomenFes!2020】に、日本おひるねアート協会 代表理事 青木水理さんも登場!『子どもがいるから笑顔で働く!おひるねアート講師の働き方』についてお話しいただきます。

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https://tomoe.life/25141n

今しか撮れない我が子の可愛い表情や姿を絵本のように残せる「おひるねアート」。おひるねアートの魅力はその世界観にとどまらず『子育てが楽しくなる』ママたちの喜びが詰まっているところ。

アートを楽しむ、子育てを楽しむ。撮影会に参加するママはもちろん、おひるねアートを提供する講師の皆さんにもその想いが共通しているからこそ、全国津々浦々で毎日のようにたくさんの撮影会が開かれ、多くのママ講師が活躍しています。

おひるねアートを日本全国に広げたのは一般社団法人 日本おひるねアート協会代表理事 青木水理さん。

全国に400名以上の講師を誕生させた青木さん自身も、子育て中にブログで情報発信したことが起業のきっかけだと言います。

こちらの記事では2017年11月恵比寿ガーデンホールで開催された「ママのフェスタ 働き方見本市」でのトークセッションのレポートをお届けします。

「ママのフェスタ 働き方見本市」(2017/11/15開催)ステージ


©azumiフォトの葉

<トークセッション出演者>
日本おひるねアート協会 代表理事 青木水理さん
PowerWomenプロジェクト代表 宮本直美さん

「趣味からの起業」の代表格ともいえる日本おひるねアート協会 代表理事 青木水理さん。趣味を仕事にするために、まずどんなことから始めたのでしょうか?
トークセッションから、誰にでもできそうな、起業のヒントを受け取ってきました。

起業のきっかけ

宮本
一歩踏み出したいけど、なかなか・・・
という方もいらっしゃると思うので、そのあたりを今日は伺いたいと思います。

おひるねアート、すごく人気がありますよね?
青木さんは、起業前、どんな仕事をしていましたか?

青木
今、33歳になるんですけど、高校を卒業した後に2年間トリマーの専門学校にいって、20歳で結婚したんですよ。ペットショップに就職して、2年間トリマーとして働いていました。

宮本
その頃から、いつか起業するわよー!!って感じだったんですか?

青木
そんなことないです(笑)
普通に、22歳で長女を出産して、1年間くらい専業主婦をしていましたし。

出産後、赤ちゃんと一緒でもできる仕事をしたいと考えて、ベビーサインの資格をとって、講師を6年間やっていました。
その後、下の息子を産んで今の仕事に至るという・・

宮本
今の仕事に至るところまで、ぶっ飛びましたね(笑)
きっかけは何だったんですか?

青木
きっかけは息子が生まれた頃に、今のおひるねアートのようなことを趣味でやっていたんですよね。

宮本
趣味で?
協会とか、本とかないですよね?
自分で考えてやってたんですか?

青木
当時、海外では流行っていたんですよ。
私のブログは、日本では多分、初めての「おひるねアート」専門のブログでしたね。

ひたすらブログで、毎日発信する日々でした。
「今日のおひるねアート」という感じで、写真をボン!ボン!って載せてるだけでした。

宮本
少しずつ発信して、初めの頃の反応はどうでした?

青木
最初は、好きなことをただ発信していっただけなんですけど、すぐにテレビとか新聞とか連日メディアが来るようになったんです。

宮本
はやっ!!あっという間に?

青木
4ヶ月で、出版がきまったんですよ。

宮本
すごーーーい!!

青木
私も、びっくりしました。

 

<おひるねアート書籍>

PowerWomenとの出会い

青木
最初は「おひるねアート」を仕事にしようとも考えていなくて、ビジョンが明確ではなかったんです。
ただ「おひるねアート」を広げたいなと思った頃に、青山でやっていたPowerWomenプロジェクトが主催する「笑顔で働きたいママのフェスタ」に、一般のお客さんとして参加しました。
ちょうど本の出版も決まるかどうかという時だったので、沢山のブースをグル~~っと見ながら、「私も、ブース出す側に行きたいな。」って、強く思ったことを覚えています。

宮本
そんな出会いだったんですね! 嬉しい。

PowerWomenプロジェクトがママのフェスタを開催している理由は・・
「何かしたいけど、どうしたら良いの?」とか「やり始めたけど、どうしよう?」のような子育て真っ最中の女性が来場したときに、「私もやってみる!チャレンジしたい!」「人生一度きりじゃん!!思い切りいこう!」と気持ちにスイッチを押すためなんです。

だから、そう感じてくれたことはとても嬉しいです。

青木
そうですね。
キラキラ~っとしているママの姿を目の当たりにして、「あっち側にいきたい」って、すごく思うんですよね!
背中を押されるというか・・

趣味から脱却、仕事としてスタートために

宮本
「おひるねアート」を始めた時、どんな気持ちでしたか?

青木
当時、息子を産んでベビーサインの仕事も辞めて、また一年間、専業主婦をやろうと思っていたんですね。

本の印税も入ったり、企業さんからの仕事も頂いていたりしたけど、その時はひと花咲かせられたし良い臨時収入になったと思っていました。
「良い思い出ができた」という感じでした。

宮本
そんな中、やっぱり協会を作って広めていきたいと思ったきっかけってありますよね?
その時の想いを聞かせて頂けいますか?

青木
結局、仕事になるかどうかの境目っていうのは、やっていることに対して誰かが求めてくれることが仕事になるんじゃないかと思っています。

最初はニーズがあるかどうかが分からないので、好きなことを思いっきりやってみるというのが大事なんじゃないかと思いました。

私はたまたま求められたので仕事になったという事です。

宮本
好きなことをみつけて一生懸命やってみる。
そして、気がついたら仕事になっている・・ですね。

青木
結果的に仕事に結びつかなかったとしても、好きなことっていうのは人生を彩る大事な要素だと思います。

おひるねアート認定講師としての働き方

宮本
日本おひるねアート協会の認定講師としての働きはじめるまでの流れは・・

◆おひるねアート楽しい

◆他の人にも体験させてあげたい、人を喜ばせたい

◆私も認定講師になりたい

◆講師になって好きなことを仕事にできる

だと思うのですが、資格をとった後は、どうやって独り立ちしていけば良いんですか?

青木
まずは5年目を迎える日本おひるねアート協会のシステムを説明しますね。

おひるねアート撮影会・イベント

現在、全国にいる400名の講師が撮影会をしています。
私が最初にやったことと同じようなことをしながら活躍されています。

日本おひるねアート協会では、対面で4日間の養成プログラムを受けて認定講師になれます。

その後、どうやって独り立ちしていくのかというと、協会にある講師サポート制度を利用できます。
事務局からの仕事の斡旋もあるので、協会からの案件に手を挙げて頂いたり、今日みたいなイベントに出て宣伝したり、自分でガンガン営業をして頂いても良いですし、少しずつ出来ることを増やしていく方もいます。自分のペースで進めていっています。

宮本
撮影会を担当したり、仕事をもらったり、色々な働き方があるんですね。

おひるねアート認定講師に向いている人は?

宮本
どんな方が、講師に向いていますか?

青木
おひるねアートがすごく好きというのが、とても大事です。
トップレベルの講師をみていると、すごく好きという熱量がありますね。
間違いなく、それだけ!!

講師になっても、アートを作るのが苦手という人もいます。笑
「アイデアが降りてきません・・」という講師もいますが、そういう方でも、毎月予約でいっぱいだったりします。

宮本
アートが苦手なのに・・予約がいっぱい。それは、なんだろう?
やっぱり、来て楽しんでもらいたいとか?
ホスピタリティ(おもいやり)とか?

青木
それもあります。
そして企業からのお仕事をする時は、正直言うとアートが上手いかどうかは関係ないんですよね。
お客様とお話をするのが好きだとか、仕組みを作るのが好きだとか、営業が好きだとか、求められることができるかどうかなんです。

おひるねアートの講師になってみて、自分が好きな事はこういう事なんだ!というのを見つけた講師は強いですね。

おひるねアート撮影会・イベント

認定講師の収入

宮本
あのね、ちょっと聞きにくいことなんですけど・・
講師になったら、どのくらいの収入になるんですかね?

青木
それ、私も本当に知らなくて・・
実は昨日、売り上げが多そうな講師に聞いてきました(笑)
売り上げで、だいたい40万円弱(/月)くらいでした。

副業で週2回だけとか、企業から頂くお仕事で1日で10万円を超えるお仕事をされている講師もいました。
ガンガン働いたら、もうちょっと稼げるかもしれないですけど、みなさん子育てと仕事とのバランスがあるので、おひるねアートを本業にしている方はほとんどいないです。

基本的にガンガン行くぞー!!って講師はあまりいなくて、旦那様の扶養の範囲で、子育てをしっかりやりながら、自分の好きなことを仕事にしたいという方が多いです。
実働で月に3日とか、夏休みはみんなガッツリ休みますとか・・・

宮本
40万円/月稼げるという人もいらっしゃると思いますが、扶養の範囲内で数万円程度を希望する方も多いと思うんです。

子育て中の働き方として「起業」を選択することのメリットとして、子どもが家にいる夏休みは思いっきり家族で遊ぶとか、お仕事はお休みするとか、そういう時間を自由にできるところかな・・・。
自分で稼いだお金があるので、心にもゆとりができますね。

青木
協会の基本スタンスは、「自分の家族や子どもとの思い出をちゃんと作りましょう」なので、しっかりそのあたり、しっかり取り組んでもらっています。

おひるねアート作品例

自分らしく生きたい女性へ、メッセージ♪

宮本
これから何か始めたいとか、子育てしながら自分らしく生きていきたいという女性に向けたメッセージをお願いします。

青木
講師育成に来る受講生さんを見ていて私が感じることは、皆さんが気にされるのは収入のことなんですね。
集客も気になると思うのですが、一番はお金のこと。

お金のことって大事なことなので、そういうモチベーションもあって良いと思うのですが、お金のことは最後に考えて頂きたいんですね。

最初は、初期費用がかかっているので、初年度でいかに利益を上げるか、回収するかという事にフォーカスしがちなんです。
ただ最終的に、「お金」って原動力にならないんですよね。

うちは協会といえども会社なので、お金がなくなったとしても事業を続けたいと思った時に、踏ん張れるのはやっぱり事業に対する「熱量」なんですね。
熱量があれば、ギリギリのところまで踏ん張れるのですが、熱量がないと会社って終わっちゃうんですよ。潰れちゃう。

では、熱量を持たせるためには?というと、それが本当に好きかどうかということが、すごく大事なんですね。

好きっていうのは、見つけた時に「ビビビッってきて、すごい好き!」ということは、実はあまりないんですよね。

だから、最初は小さい好きでも良いと思うんです。
タネの状態。
でも、それを突き詰めていって、掘り下げていって、好きを育てていくことで、大好きにつながる可能性があるんですね。

日本おひるねアート協会 大撮影会

私も、ふわ~っとしたところから始めたので、大丈夫です。
まずは「自分が好きだなと思うこと」で、「やってみたいと思うこと」を、どんどんチャレンジしていくことがすごく大事だと思っています。
今日は、いっぱいブースがあるので好きのタネを拾いに行って下さい。

宮本
そうですね。
ママのフェスタに来場した方で、こんなストーリーを持つ方が多いんですよ。

◆ママのフェスタに行きました(モヤモヤをかかえて子育て中)

◆好きなことをみつけました。(モヤモヤ脱却)

◆ブースのお手伝いで来ています。(起業準備中)

◆出展者になりました。(起業しました)

◆フェスタの運営に関わっています。(起業という働き方を広め)

青木
スゴイですよね。
着実にステップアップして育っていっているんですね。

宮本
やっぱり、好きからスタートするから活動を継続できる。
そこから、3年、4年と続けていくと収入になって仕事として返ってくるんでしょうね。

青木
ほんとうに3年って、すごく良い言葉で、「まず3年」って私も思ってます。
協会もしっかりした土台ができたのは3年だと思っています。
だから、皆さん3年続けられそうな好きをみつけることが良いのかも知れませんね。

宮本
その後はまた考えれば良いですもんね。

青木水理さんの夢は?

宮本
では最後に、青木水理さんの夢をお伺いします。

青木
日本おひるねアート協会では世界平和をかかげています。
ここでいう世界平和とは、世界中の赤ちゃんが生まれてくるときに誰か一人でも笑顔で迎えてくれる人がいればそれは世界平和だと思っています。

日本おひるねアート協会 代表理事 青木水理さん

「おひるねアート」認定講師としての働き方に興味を持った方はこちら

【おひるねアート講師のお仕事】
http://blog.ohiruneart.com/2017/8/12/695/

日本おひるねアート協会では、協会理念である
「思い出写真づくりのお手伝い」に共感し、一緒に歩んでいける仲間を探しています。

ママのフェスタ恵比寿にて

後記
青木水理さんの、ほんわかした雰囲気に会場がのみ込まれました。
本当に楽しくて大好きなことが、人から求められることと一致した時に、大きなウェーブが起きたんだなと感じました。
大好きなコトをみつけるコト、それが望まれるコト、それが重なり合わさったところで3年続けるコト。
起業の一歩を踏み出すための大切なヒントを頂きました。ありがとうございました。
以上

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起業ママコミュニティPowerWomen
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2011年から「ママが笑顔で働き続ける」をテーマに活動する起業ママのコミュニティです。 働き方の選択肢に「起業」を加えることで、ママの意欲に蓋をしない社会をつくりたい。 家庭での「ママ・妻」として、社会で「働く人」として、「自分を活かす働き方」を後押しするため、プロジェクト株式会社が運営しています。
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