ママの働き方

育児の幸福感を抱きしめてほしい!子育て家族のための家事代行サービスという働き方

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“この街でもう一人産み育てたい、を応援します“を掲げ、東京・埼玉・神奈川を中心に産後サポート事業を展開する「産後サポートままのわ」代表の渡邊琴美さん。

第二子を授かった際、妊娠16週で破水・緊急入院した経験がきっかけとなり、産前産後のママをサポートする事業の立ち上げに至ったという渡邊さん。

現在2歳から9歳まで、3人の子育て真っ最中で多忙ななか、新しいサービスを立ち上げたという渡邊さんに<働き方図鑑>の質問にお答えいただきました。

新しく立ち上げたサービスについて教えてください!

「栄養バランスサポーターままのわ」といいます!

お子様の新生児期からご家族に関わる「ままのわ」ならではの想いで、親子の愛情時間を創り出すために家事代行をいたします。

特徴は、管理栄養士が作成する週替わりの食育バランスレシピです。

お子さんたちの5年後、10年後の体を考え、栄養バランスと美味しさを追求した献立になっています。
笑顔溢れる食卓でお子さんの新しい「スキ!」を発見できる時間を楽しんで頂きます!

新サービスで力を入れていること、こだわり

前述のサービス紹介にだいぶ入れてしまいましたが(笑)食育に力を入れています。

管理栄養士の週替わりのレシピで旬野菜やいつもと違う味を知ってもらい、お子さんの新しいスキ!を見つけていけたらと思ってます。

食に限らず、ですが子どもは大人より素直な感想を持ちますよね。

例えば、献立にししゃもを南蛮漬けで出すと「頭と尻尾がある!」と、いつもの切り身魚との違いに気がつきます。

大人の感覚では普通であることでも、子どもたちには違う世界の発見になります。そんな発見や小さな感動を味わえる食卓をお届けしちゃいます。

新サービスを始めようと思ったきっかけ、理由を教えてください

愛情時間の創出をしたい!この強い想いから新サービス「栄養バランスサポーターままのわ」を立ち上げました。

産後サポートを卒業して程なく、仕事復帰されるお母様が非常に増えてきて、継続サポートの希望を受けることが多々ありました。(一般的に産後サポートと呼ばれるサービスは、お子様の生後6か月前後までが多いようです。)

働く女性が増えたり、いわゆるワンオペ育児と呼ばれるように核家族でご主人のお仕事が忙しかったりと、現代では産後数か月だけサポートを受ければあとはどうにかなる、、。という時代ではない!とお客様の声から気がつかされました。

新生児期からご家族に関わる『産後サポートままのわ』では、生まれたばかりのお子さまとご家族のサポートをしています。

産後期のご家族、特にママやパパは、葛藤しながらも、懸命に小さな命を守り、生きていることそのものの有難さを感じながら過ごしていらっしゃいます。

ただ私も同じですが、家事や仕事など忙しい日々を送っているとなかなかその幸せを感じられなくなってしまいます。

我が子をゆっくり抱きしめる時間さえない、子供が泣いて家事が進まない、仕事を終えて帰宅するも落ち着く間もなくまた家事と育児に追われる、、、そんなご家族に是非、たとえ10分でも子どもたちと愛情時間を持って欲しいと感じ、産後サポートを卒業したご家庭にも取り入れていただける食育に注目した家事代行サービスを開始することにしましたた!

とある1日のスケジュールを教えてください

4:30起床 事務仕事
6:00子供を起こして朝食、準備
8:00保育園送迎、自分も出発
10:00お客様訪問
13:00〜お昼、打ち合わせ
午後お客様訪問
17:30帰宅
18:30夕食、お風呂、休憩
21:00家族全員で就寝

▲ご利用者様のお宅へお打合せへ

▲スタッフ研修もしっかり行っています

多忙な中「愛情時間」の確保はどうやってしていますか?

・朝起きる時、一人一人ギューっと抱きしめる時間を作る。
・出発するときに、ギューっと抱きしめる
・夫には事務仕事のとき一緒にランチしたり、話したり。(自治体や産婦人科からご依頼いただき『父親学級』の講師を務める夫は、週末は地方出張が多く不在がち…です。)
・子どもたち一人一人に『ママ独り占めDAY』を作り、秘密だよ。と出かける。
・一人一人に『世界で一番大切だ』と耳打ちする

今日はもう仕事したくない!そんな日はどうする?

やらない!と言いたいところですが、やらなきゃいけないことは絶対あるので、とりあえず全部紙に書き出します。
それを一つずつ潰していくと、なんだか晴れ晴れしてくるので、、それを待つ!

クリアしたい課題や問題

個人としては、愛情と慣れ合いのメリハリをつけることです。

キャラクター的にマネジメントは向いていないのでそこまで担当する気はないのですが、愛情と慣れ合いを自分自身が間違えないようにしていきたいと思います。

会社としては、理念を軸に据えた上で利益を伸ばすことです。

想いばかりでは継続できませんし、売り上げばかり追求しても信用は頂けないです。両輪で走らせていただき、脱零細企業!を目指します。

せめて小企業くらいになりたいです(笑)。

働き方を迷っている女性へのメッセージ

他人がどうか?
ではなく、
自分はどうか?
を問い続け、選択肢を模索して、自らが決断する。
自分が選んだら、間違いなくそれがその時のベスト!
どんな人間も迷いや不安があります。
自分自身を選び続ける人でいてください!

愛する家族へのメッセージ

まさに、愛する家族。
気まぐれで忘れん坊、そんなわたしをいつも助けてくれてありがとう。
現在、38歳から2歳まで5人の家族誰しもが楽しんで渡邊家として過ごせるように、これからも補い合いながら人生を共に歩んでいきましょう!
よろしくね〜。

編集後記

ご夫婦で起業し事業を大きくしながらも3人目のお子さんを授かった渡邊さんに、子供が増えるたびにどんな変化がありましたか?と聞いてみました。

「1人目は、とにかくできるフリして、何でも自分で抱えていました。
2人目、パパと話をするようになり、2人でできるフリをして、2人で抱えていました。
この時まで、子育ての大変さを正直感じていましたね。
3人目、夫婦だけでは完全に手が足りなくなり、諦めると同時に気が楽になりました。子育てが大変でなくなり、子どもたちに対して“かわいい”だけになりました!
ただ、経済的には危機感を感じて(3人全員大学に行ったらどうなる?など考えると恐ろしくて…)、仕事に身が入るようになりました!」

子どもが増える、何かを始めることは「大変」なことばかりだけではなく、新しい発見があったり、幸せが増えることでもありますね。
“この街でもう一人産み育てたい、を応援します“からスタートした事業は、また新しいカタチで子育て中のご家族を支えるかたちに進化しました。
ご夫婦で起業して良かったこととして「家族での時間が増えた」と語る渡邊さん。
愛溢れる家族の幸せが足元にあるからこそ、たくさんのご家族に笑顔を届けるサービスを広げられていることを実感しました。
あなたもぜひ「愛情時間の創出」で育児の幸福感を抱きしめてみてくださいね。時間が足りない、そんなときは様々なサービスに頼ってみるものおススメです。

永遠のテーマ『子育て』を語ろう!

2019年1月29日(火)渋谷で開催される起業ママの祭典・PowerWomenFes!に渡邊琴美さんも登場!子育てしながら私らしく働く(活動する)ママの学びイベントで『子育て』をテーマにトークセッションを行います。

働き方図鑑 渡邊琴美さん

イベント詳細はこちら

プロフィール

氏名:渡邊琴美
屋号・肩書:株式会社アイナロハ 産後サポートままのわ 代表
Webサイト:http://www.ainaloha.com/

埼玉県所沢市生まれ。映画配給会社に就職することを夢見て英語英米文学科に進級するも、アルバイトとパチスロに明け暮れて英語の習得は叶わず、広告代理店営業マンとして社会人をスタート。
第二子の妊娠中の2011年にパートナーの渡邊大地と共に(株)アイナロハを設立。
翌年2012年6月より訪問型産後ケア「産前産後サポートままのわ」をサービス開始。
その後、食育家事代行「栄養バランスサポーターままのわ」、託児・シッティングサービス「ベビーアンドキッズままのわ」と展開していき、産前産後から両立家庭のサポートへとサービスを拡大中。
「この街でもう一人産み育てたい、を応援します」、「あなたのおうちのベストバランスを応援します」を理念として、現在埼玉・東京・神奈川・千葉(一部)で子育て家庭をサポート中。
目下、ハワイ旅行がダメなら沖縄、沖縄がダメならスパリゾートハワイアンズ、それもだめならサマーランドくらいには行きたいと旅行を計画中。

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2011年から「ママが笑顔で働き続ける」をテーマに活動する起業ママのコミュニティです。 働き方の選択肢に「起業」を加えることで、ママの意欲に蓋をしない社会をつくりたい。 家庭での「ママ・妻」として、社会で「働く人」として、「自分を活かす働き方」を後押しするため、プロジェクト株式会社が運営しています。
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