「チャイルドシート」装着はあたりまえ その一歩先の知識が子どもを守る!
皆さん、お子さんと車に乗るときチャイルドシートはちゃんと付けていますか?
「子どもを車に乗せるなら当然!」と思いきや、チャイルドシートの着用率は75%、
5歳児においては53.5%に留まっているそう。
(2022年の警察庁とJAFの合同調査による)
子どもの命に関わることなのに、使用していない人が意外に多くて驚きました。
引用元:https://youtu.be/_cjueRBYByg
チャイルドシートを使用していない場合、適正使用したときと比べ、致死率は4.6倍も高いといいます。
だから、子どもを車に乗せるなら、「使わない」という選択肢は絶対ナシ!であってほしい。
ただ、使用している人も3人に1人は正しく使えていないそうです。
引用元:https://youtu.be/_cjueRBYByg
チャイルドシート、いつまで使う?
「赤ちゃんの時から使っていたチャイルドシートが小さくなったし、最近、シートベルトでも大丈夫そう。そろそろなくてもいいかな」
と思っている方、ちょっとこちらをご覧ください。
引用元:https://youtu.be/_cjueRBYByg
チャイルドシートには3種類あって、
●乳児用(70cm以下、1歳ごろまで)ベビーシート
●幼児用(65cm〜100cm、4歳ごろまで)
●児童用(95cm〜150cm、6歳ごろ以降も)
子どもの成長に合わせて使い分ける必要があるそう。
「買い替えるのもったいないし、チャイルドシートのままでいいや」
「もう6歳だし、そろそろ取ってもいいよね?」
という自己判断は禁物。
チャイルド(ジュニア)シートなしでは、首やお腹にシートベルトが食い込むなど、せっかくチャイルドシートを使っていてもサイズが合っていないと、事故に遭ったときにケガの原因になることも。
法律上、チャイルドシートは6歳までは必須。
しかし、子どもの安全のためには身長150cmになるまではジュニアシートの使用が推奨されています。
ちなみに筆者は、昔タクシーの後部座席で事故に遭った経験があります。
まだ娘が生まれる前でしたが「事故は、いつ、どこで、誰に起きてもおかしくない!」と強く思っているため、子どものチャイルドシートについては、かなりこだわってきていました。
ちゃんと成長に合わせて替えて、娘が10歳、身長140cmになった今もジュニアシートを使用し、旅先でレンタカーを借りるときもジュニアシートをオプションで付けています。
それもこれも「チャイルドシートで子どもの命を守ることができる」から。
(あと、座高が高くなることで車に酔いにくくなると、子どもには言い聞かせています。実際、外がよく見えるので、わが家的には効果アリ!)
と、それくらい、気をつけている自負があったのですが……。
先日、日本自動車工業会のチャイルドシートの啓発動画「チャイルドシートで守る子どもの未来」を観たところ……、
知らないこと&間違いが続々!!
自信満々だったのに、結局私も正しく取り付けられていない3人に1人だった可能性が大です…。
チャイルドシート取り付けの3つのポイント
考えてみたら、免許更新の時も、妊婦教室でも、子育て教室でも、チャイルドシートの選び方や取り付け方について、誰も教えてくれません。
子どもが生まれて、ネットで調べたり、購入した説明書を読んだりしただけで自己流だったことに今さらながら気づきました。
日本自動車工業会によると、チャイルドシート取り付けのポイントは、
①ベルトを正しい位置に通す
②体重をかけて固定
③後部座席の左側に取り付けるとよい
の3つ。
①ベルトの正しい位置は、「鎖骨にかけて首にかからないように」「下のベルトはお腹にかけず、腰の骨の下にかかるように」……と適正位置があるようですが、百聞は一見にしかず。
動画でチェックするのが一番です。
ちなみに、こちらの動画、コメディタッチのドラマ仕立てなので、さらりとチャイルドシートの基礎知識を知ることができます。
続いて、②体重をかけて固定する方法。
こちらも詳しくは動画で見るのが一番ですが、過去に自分で試して重労働で苦手な人もいるのでは?
筆者もその一人なのですが、なんと今はベルトで固定しなくてもいいチャイルドシートが登場しているんです!
それが「ISOFIX(アイソフィックス)」。
チャイルドシートと車の固定金具を連結されるだけでガッチリ固定できるもので、2012年以降に販売された車に装備されているそう。
引用元:https://youtu.be/_cjueRBYByg
カチッとはめるだけなので、力の弱い方や高齢者でも簡単に取り付けることができます。
まずは、ご自宅の車の後部座席をチェックしてみてください。
また、チャイルドシートの取り付け位置は③後部座席の左側がよいというのも、取り付けやすさ、乗り降りのしやすさが理由。
後部座席に荷物を載せいている等の理由から、どうしても助手席に子どもを座らせる必要がある場合は、勢いよく飛び出すエアバッグから身を守るために、座席をなるべく後ろに下げて設置することが推奨されています。
と、ここに挙げたチャイルドシートの情報はすベて基本的なものばかりですが、前述の通り、子育て教室でも、免許更新でも教えてくれることはありません。
子どもを守るために、ほんの10分だけでいいので、チャイルドシートの情報にきちんと向き合ってみましょう!
▼読んで復習したい方は日本自動車工業会のwebサイトへ
https://www.jama.or.jp/operation/safety/child_seat2023/index.html