ママの働き方

今の私だからできることを~専門知識を活かしてママに寄り添う働き方|平岡真由美さん

orion

出産で女性の身体が受けるダメージは「交通事故並み」と表現されるほど大きいもの。

それでも日々の育児に追われ、自分のことは常に後回しなママの身体は休まるどころか、初めての育児や溢れる情報で不安ばかりが膨らむもの。

千葉県でママと子どものコンディショニングサロン『BLUE LAGOON』を主宰する平岡真由美さんは理学療法士としての知識をベースに、自身の子育て経験を活かしながら、ママの身体に寄り添う活動をしています。

現在の活動を始めるきっかけや今後の課題、アンバサダーとして活動する『くつえらび勉強会』の様子など、働き方図鑑の質問に答えていただきました。

現在の活動内容について教えてください

主に姿勢と動作の専門家『理学療法士』として、ママと子どもに関わる活動をしています。

幕張ベイタウン内のおうちサロン「BLUE LAGOON」でのママの身体のコンディショニングを中心に、船橋市・千葉市の子育て支援施設でも講座の講師を務めています。

またIFME × powerWomen くつえらびアンバサダープロジェクト『くつえらびマイスター』として、赤ちゃんからキッズまで、年齢に合わせた足育も大事にしながら、正しい靴選びの大切さをお伝えしています。

アロマセラピストとしての資格も活かし、アロマクラフトレッスンも行っています。

現在の活動(事業、サービス)をはじめたきっかけは何ですか?

もともとは病院で働いていたのですが、長男を出産し、ママという存在がいかに心身ともに大変であるか実感しました。

そして、周りにも同じように悩んでいるママ達がたくさんいることに気付き、専門家として、何か力になれることはないかと考えるようになりました。

そんな時、長男の出産後、近所の子育て支援センターに遊びに行った際、たまたま私が理学療法士であるという話が出たことがきっかけとなり、先生方からお声かけ頂いたんです。

専門家としてママ向けに「赤ちゃんの発達講座」や「抱っこ紐の使い方講座」などを開催させて頂いたのが活動のはじまりです。

事業、サービスで力を入れていること、こだわりを教えてください

ここ最近、産前産後にまつわる様々なことがビジネス化していると感じます。

例えば『産後=骨盤矯正』と当たり前のように耳にしたり、産後ダイエットの特集が組まれていたり。

産後の身体にとって、体重などの数字ばかり求めて無理にダイエットをしても、本質がしっかり戻っていないと、すぐリバウンドしたり、身体を壊してしまったりすることがあります。

がんばったのに逆効果だったの…?と、情報に惑わされて残念な思いをするママを見るのはとても悲しいです。

十月十日かけて大きく変化した体を元に戻すためには、本来きちんと時間をかけて、無理をしないことがとても大切です。

産後は初めてのことだらけで不安なママが多いと思うので、正しい情報をお伝えしていくことで、少しでも不安の解消に貢献できたらと思っています。

専門家としての知識を生かし、さまざまな角度からママと子どもに寄り添う活動をしていきたいと思っています。

とある1日のスケジュールを教えてください

6:30 起床
7:00 朝食
8:00 息子(小学生)を送り出し
8:30 娘(幼稚園)を送り出し
9:00 クライアント様のお迎え準備
9:30~14:00 おうちサロンにて仕事
14:30 子ども達帰宅
17:00~19:00 子どもの習い事の送迎
19:30 夕食
20:00 子ども寝かしつけ
子ども達の就寝後、仕事のメールや、資料づくり、ブログ更新、事務処理
24:00 就寝

今の生活、働き方にしてよかった!と感じること、気に入っている点を教えてください

帰宅する子ども達を家で迎えられることです。

スケジュール管理はすべて自分でしているので、幼稚園の行事や、小学校の役員など、子ども達のコミュニティーでの活動にも積極的に参加するようにしています。

今しかない子ども達との時間を大切に過ごしながら、自分の「したい!」をお仕事としてさせて頂けることは有難いです。

クリアしたい課題や問題があれば教えてください

子ども達が成長するにつれ、ライフワークバランスをあらためて考えることが増えています。

おうちサロンなので、どうしても子ども達の夏休みなど長期休暇の仕事の仕方にも影響が出るので、家族皆がベストだと思える方法で乗り越えていきたいと思います。

働き方を迷っている女性へ、ぜひメッセージをお願いします!

誰かと比べる必要はないと思います。

様々な働き方がある現代です。

SNSなどは参考程度に、「今しかできない」「今だからこそできる」をぜひ形にしていって下さい。

愛する家族へのメッセージをどうぞ!

私の「したい!」をいつも全力でサポートしてくれている夫には感謝しきれません。

そして、いつも何事にも全力で、笑い、泣き(笑)…そんな子ども達にもパワーをもらってばかりです。

心身ともに余裕をもって、たくさんの笑顔で家族みんなと過ごしていきたいです。これからもよろしくね。

くつえらび勉強会の活動に参加したきっかけは?

くつえらびアンバサダープロジェクトのマイスターとしても活動する平岡さんは、「くつえらび勉強会」の開催にも積極的。活動のきっかけについて伺いました。

平岡さん)
既にくつえらびマイスターとして活動されているこどもとママの教室nobi-nobiで代表を務める松島さんと偶然にもママ友だったこともあり、それがご縁でアンバサダーの養成講座を受講しました。

「正しい靴選びの知識を教え、伝えます」5名のくつえらびマイスターが誕生しました!
https://tomoe.life/8961n

それ以前から、自身のお開催する赤ちゃんの発達講座の中で、足育や靴選びをお伝えしてきましたが、くつえらびアンバサダーになったことで、より多くのママに正しい靴選びを知って頂く良い機会になると思いました。

くつえらび勉強会をやってよかった!と感じることは?

くつえらび勉強会を開催する度に、「これでいいのかな?」と不安だったママたちの顔がスッキリ晴れやかになるのが手に取るように分かります。

靴選びに自信をもって帰られる親子の姿をお見送りする時は、とても嬉しいものです。

くつえらび勉強会に参加されたママが、お子さまの足に合った靴を購入され、走り回って遊んでいるお子さまの写真を送ってくださることもあり、次回の勉強会の開催の励みにもなります。

平岡さんの「こども想いのくつえらび勉強会」体験レポートはこちらhttps://style.ehonnavi.net/baby/_ifme/2018/10/31_004.html

プロフィール

氏名 平岡真由美
屋号 ママと子どものコンディショニングサロン『BLUE LAGOON』
肩書 理学療法士、アロマセラピスト
Webサイト https://bluelagoon502.jimdo.com/

千葉県生まれ。3歳から水泳を始め、中学からは10年間テニスに情熱を燃やす。大学で理学療法を学び、その後、理学療法士に。整形外科勤務の傍ら、スポーツトレーナー活動(慶應大学硬式庭球部トレーナー、なでしこジャパンU-15トレセン、高校野球帯同…等)にも勤しむ。結婚出産を経て、ウィメンズヘルス領域の理学療法に興味を持つと共に、アロマと出会う。育児の傍ら、アロマコーディネーターの資格を取得。産後ママの身体ケア専門アロマサロン《BLUE LAGOON》を開く。ママならではの視点を大切に、サロンでの個別ケアを始め、地域の子育て支援活動(赤ちゃんとママのための各種講座)の講師も務める。
・理学療法士(オーストラリア マニュアルセラピー アドバンスコース終了)
・JAA アロマコーディネーター
・IFME × power woman くつえらびアンバサダープロジェクト『くつえらびアンバサダー』
・JAA チャイルドケア ベビータッチケア入門講座 終了
・2児の母
理学療法士として医学的なアプローチでママと赤ちゃんの心とカラダ、日々の悩みを解決したい。アロマセラピストとして、非日常のひとときを提供したい。ママだからこそ、ママ達の気持ちに寄り添いたい。
そんな想いを持ち、活動しているセラピストです。

編集後記

病院やリハビリ施設にいる遠い存在のように感じる理学療法士さんが、子育て中のママの身近にいてくれること。

ママの身体や子供の成長について、専門知識を活かして寄り添ってくれること。

平岡さんが開拓している「働き方」は平岡さんの活躍の場を広げると同時に、多くの悩めるママに正しい情報との出会いの場を増やしてくれています。

時代が変わっても出産や子育てという人間の営みや身体の仕組みは変わりません。

SNSの情報に一喜一憂するのに疲れる前に、ママの気持ちに本当に寄り添ってくれる専門家に直接話を聞いてみてはいかがでしょうか?

あなたも「くつえらび勉強会」を開催してみませんか?

子ども靴の正しい選び方、そして履き方・脱ぎ方・手入れの仕方など正しい知識と理解を広めていく、全国のママを代表する子ども靴選び大使として活動してくれる方を募集中。

まずは全国で開催されるアンバサダー養成講座で子供の足のこと、正しい靴選びについて学びましょう。



ABOUT ME
起業ママコミュニティPowerWomen
起業ママコミュニティPowerWomen
2011年から「ママが笑顔で働き続ける」をテーマに活動する起業ママのコミュニティです。 働き方の選択肢に「起業」を加えることで、ママの意欲に蓋をしない社会をつくりたい。 家庭での「ママ・妻」として、社会で「働く人」として、「自分を活かす働き方」を後押しするため、プロジェクト株式会社が運営しています。
記事URLをコピーしました