【オンライン足育タイム・開催レポ】外遊びができない今こそ、おうちで足育!
自由に外遊びができない今、子どものためにしてあげられることとは?
おうちでできる足育のひとつとして『足裏マッサージ』を教えてもらいました!
「自宅にこもる生活が続いて、疲れが出ている方もいると思います。
親子ともに少なからずとも不安やストレスもあるのではないでしょうか。
お子さんへマッサージすることで、親子ともに心と身体をゆるめてリラックスすることができます。」
と【ともえ親子ひろば・オンライン】に講座を提供してくれたのは
一般社団法人EduQ国際ナチュラルタッチ協会代表 伊吹 砂織さん。
なぜ足育が大事なのか?学びの時間とマッサージの実技を交えて、開催してくれたオンラインレッスンの様子をレポートします。
【ともえ親子ひろば・オンライン】は新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため「ステイホーム」している「赤ちゃんや小さなお子様とママ」にオンラインで楽しい時間をお届けしています。「ママを笑顔にしたい!」という想いを持った全国の講師業ママが無償で実施し、PowerWomenプロジェクトが運営をお手伝いしています。
トップアスリートは幼少期から足裏を育んでいる
「足の裏は地面の情報を獲得する大切なセンサー。
斜面やでこぼこ道など、足の裏で得た情報を元に歩幅やスピードを変えるほど、足の裏ってとても敏感なんです。
イチロー選手が小さい頃から親に足裏マッサージをしてもらっていた、という有名なエピソードがありますが、トップアスリートが育った環境には裸足で運動させるなど、足裏に何らかの刺激を与えて育っているという話があります。
足裏を刺激することは子どものカラダだけではなく心にも良い影響を与えるし、さまざまな効果があります。
おうちでできる簡単な足育のひとつは、素足で過ごすこと。
おうち時間が長い今、家の中ではぜひ裸足で過ごさせてあげてください。」
▲一般社団法人EduQ国際ナチュラルタッチ協会代表 伊吹 砂織さん。
体を支える『アーチ』も足裏に
「子どもの足について知ってもらいたい現状もあります。
中学生の外反母趾の割合が予備軍も含めると全体の6割、10年前の2倍以上に増えているという調査結果があるように、足のトラブルを抱える子どもが増えています。
足の悩みは靴が合わない…などに留まらず、子どもの心身へ与える影響が大きいもの。
直面してから気づくのではなく、早い時期からパパやママに子どもの足について知ってもらいたいのです。」
▲『こども想いのくつえらび勉強会』資料より
「外反母趾に悩むママの中には、子どもに遺伝するのでは?と心配される方もいらっしゃいます。
骨格が遺伝することはありますが、外反母趾が遺伝することはありません。
ちゃんとケアしてあげれば外反母趾になる心配はありません。
小さい頃から足に合った正しい靴を選んであげることがとても大切です。」
子どもが小さい頃って何歳から?と知りたくなる方もいるでしょう。
そこで伊吹さんからは子どもの足の成長についても教えてもらいました。
「足には骨が弓型に並んで形作る『アーチ』が3つあります。
アーチの主な働きは全身の体重をささえること、衝撃を吸収すること、歩行を推進すること。
このアーチの形成が進むのは3,4歳ころから。
6~7歳になると大人のアーチに近づき、足が完成するのは10歳ころと言われています。
アーチを育てるためにはこの時期のくつえらびがとても大事なんです。
実は赤ちゃんの足の骨は、ほとんどが軟骨です。
やわらかく、痛みを感じにくいだけでなく、靴の履き心地が良いとか悪いことを表現できません。
骨になる前に親が『子どもの足を知る』ことが大切で、足に合う靴を選んであげる必要があります。」
▲足に合う靴ってどんな靴?中敷きを取り出して、足先にどの程度の『あそび』が必要かを教えてもらいました。
緊急事態宣言によるショッピングモールの休業で「子どもの靴が欲しいけれど、試し履きができない」という声が続出。
ネットで靴を買うときのポイント、おうちでサイズ確認をする際の方法なども『くつえらびマイスター』として質問にお答えいただきました。
【ともえ親子ひろば・オンライン】ではくつえらびマイスターによる『足育タイム』を火曜・金曜に開催中。
くつえらびに関する疑問・質問など、直接話を聞けるチャンス
ともえ親子ひろば 開催カレンダーはこちら https://tomoe.life/hiroba/hiroba_yotei
抱っこしながらでもOK。足裏にどんどん刺激を与えてあげて
「強いアーチを育てるためには、足を使って運動し、筋肉(腱)を強くすることが肝心です。
ただ、外遊びができない今、色んな感覚を足裏に刺激として経験させてあげるため、足裏マッサージも有用ですよ。」
「マッサージってツボを押すことだと思っている方もいるかもしれませんが、足裏には反射区といって体中の器官や内臓につながる末梢神経が集まっています。
こんな図を見たことある方もいるかと思います。」
「足裏マッサージには運動神経や脳の発達、免疫力アップ、リラックス(=イライラしなくなる)、体調の改善など、お子さんに様々なよい影響が期待できます。
実はマッサージするお母さん側にも良い影響があるんです。
お子さんに触れることで愛情ホルモンが分泌され、お母さん自身も癒されたり免疫力があがる効果があります。
子どもへのマッサージを習慣化すると、親子が触れ合う機会を自然と持つことができます。
小学生中学生になってもマッサージの習慣があると、コミュニケーションがとれるようになります。
今は特に、親と子供のイライラ解消、心の安心、免疫力アップのためにマッサージがおススメです。
お子さんにとっても『抱っこして』とは言いにくくても『ちょっと、マッサージしてよ』なら言いやすいようです。
子どもから甘えられる手段にもなりますし、久しぶりにマッサージをリクエストされたら
「何かあったのかな?疲れているのかな?」と親も声をかけるきっかけを持つことができます。
きちんと横になって足を出さなくても大丈夫。
小さなお子さんなら抱っこした状態でも、意識的に指や足のマッサージをしてあげてくださいね。
マッサージをしてあげることで、子どもが自分で自分のカラダを大切にしよう、ケアしようという心も育むことにつながります。」
参加してくれたママの感想
「子どもが大きくなってくると、自然と手を繋いだり抱っこしたりということもなく、触れ合いが減ってくるなぁと感じていました。
足のマッサージなら大きくなっても恥ずかしがらずにできそう。
今日は4歳の子どもと参加しましたが、上に小学生の子もいるので、教えてもらった足裏マッサージをしてあげようと思います。」
▲最後はかわいいあんよの集合写真
講師紹介
「マッサージの前に、足の大切さ、足育についてお話ししました。
足裏や足の成長について知れば知るほど、もっともっとマッサージしてあげたくなりますね。
そして、お子さんへのマッサージは、ママのためのマッサージでもあります。
乳幼児期だけではなく、小学生、中学生になっても大切なコミュニケーションツールとなる、親子マッサージ。
外で遊ぶ機会が減っている今だから、お家の中では裸足で、足裏マッサージで刺激を与えてくださいね!」
一般社団法人EduQ国際ナチュラルタッチ協会代表
伊吹 砂織さん
中医学をベースにツボ・経絡、リフレクソロジー、アロマセラピー、ヨガ、音楽療法、エネルギーセラピーなどの東洋と西洋の自然療法を、協会創始者のドリス・シュー先生が融合し生み出されたナチュラルタッチのEduQメソッドでの親子マッサージを、妊婦さんや0~18歳の子どもと親へ伝えています。
また、女性の皆さんのためのセルフケア講座や、子育て経験を活かし、子育てをしながらでも働けるように、資格取得講座も開催しています。
・インスタはこちら
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・協会HPはこちら
・講師のHPはこちら
5月中オンライン特別価格・EduQ親子マッサージ体験会開催スケジュールはこちら
https://ameblo.jp/eduqsaori/entry-12587126871.html
子育て情報サイト「ともえ」編集部より
イチロー選手のエピソードが出た時、ママたちの表情が変わったことを見逃しませんでした(笑)。
家で過ごす時間が長くなり、子どもの運動不足や足について心配になっていたところでした。
教えていただいた裸足で過ごすこと、足裏マッサージをわが家でも実践してみます。
『ネットで靴を買うときのポイント』も質問が続出し、外出ができない中でママが困っていることが浮き彫りになりました。
ぜひ【ともえ親子ひろば・オンライン】ないで開催されている【足育タイム】に参加して、くつえらびの疑問をくつえらびマイスターに質問してみてくださいね。
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