ママの働き方

「細く長く働き続けたい」自宅でできるオンライン英会話講師としての働き方

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ともえでは、これまでに子ども向けオンライン英会話スクールについての体験レポートをアップしてきました。

今回の働き方図鑑では、その中の一つGLOBAL CROWN(以下、グローバルクラウン)で、在宅で講師をされているママを紹介します。

代表・道村弥生さんにきく、グローバルクラウンへの想い

今回は講師の方のご自宅に、グローバルクラウンを運営する(株)ハグカム代表取締役・道村弥生さんと一緒に伺いました。
まずは、道村さんにオンライン英会話への想いを語っていただきました。

―――他のオンライン英会話では、「Skype」を使っていますが、こちらではスマホやタブレットでのアプリを使われていますね。

子どもがいると、パソコンを開けないというママが多いです。そもそも、「Skype」って何?という人も。
普段使っているスマホやタブレットのアプリだと使いやすいのではと思いました。

また、子どもはスマホやタブレットが大好きですが、アニメや動画を見せるのは気が引けるという声もありました。
子どもが楽しめて、ママも手間がないものをということで、この形になりました。

―――1レッスン20分というのは、他社に比べて短めですね(25分が主流)。

子どもは、15分だと物足りないようです。でも25分だと疲れてしまいます。
そこで間を取って、絶妙なタイミングとして20分にしました。
20分だと、「よく頑張りました!」って感じですね。

他社が25分の理由は、30分を1レッスンとして、5分間を休憩や授業の記録にあてているから。
うちでは、子どもの記録をしっかり入力してほしいので、10分間と時間に余裕を持たせています。満足いただけるように。

―――教材費がありませんよね。

入会金・教材費と色々お金がかかるし、教材も使いこなせないですよね。
「予習復習もしなくていい」が基本スタイルで、20分のレッスンを続けるところのみお母さんにサポートいただければ、と思っています。

―――無料体験が2回あるのがうれしいですね。

1回目でテンション高く終えても、親としては2回目もこれができるか不安になると思います。
2回連続で上手くいけば、安心されると思います。

逆に、1回目は恥ずかしがって話さなかった場合でも、数日後に子どもが「楽しかった」とポロリと言い出すこともあります。
そこで「2回目やってみる?」と聞くと、慣れて上手くいく場合もあります。

これが2回にしている理由です。
1回だけだと子どもの様子が分かりにくいので。

1回目が終わった後で、メールや電話で反応を聞き、個別で対応しています。
上手くいかなかった場合は、先生の性別や時間を変えるなど工夫しています。

習慣化できるよう、生活の中に組み込んでもらいたいと思っています。

―――講師は学生さんが多いのでしょうか。

最近は主婦の方も増えています。海外に住んでいる方とか。
空き時間にスキルを使って有効活用したい、教えるのなら子どもにという方も多いです。

講師はバイリンガルです。
日本国籍を持っている方が多いですが、外国籍で日本に長く住んでいる方もおられます。

外国籍の場合、日本の文化を理解していることが大切です。
例えば「アンパンマン」が分かっているかとか。

面接では、発音も大事ですが、子どもに寄り添えるか好かれるかを、見ています。

―――講師はどのくらいいらっしゃいますか?

200名ほどです(2016年10月時点)。
日本在住は4分の3、海外在住は4分の1です。

日本国内でも地方在住の方は多いですよ。

道村さんは、このサービスを始めるにあたり多くのママに話を聞かれたそう。
それが十分に生かされているなと、感じました。

グローバルクラウンのママさん講師にお話しを伺いました

ご自宅にお邪魔してお話しを伺ったのは、西光千佳(さいこうちか)さん。
幼稚園年中の娘さんのママです。
優しい笑顔で、お迎えいただきました。

道村さん曰く、「(レッスンでは)雑談から引っ張るのも、切り戻しも上手い。安心して任せられます」と太鼓判。
お話ししながら、子どもたちが自発的に「カードやりたい」(絵の描いてあるカードを見せ、名称・色などを教える)というのだとか。

2016年の3月からレッスンを開始されましたが、半年足らずでチーフティーチャー兼リーダーになられ、他の講師に指導する立場に立たれています。

将来、自分の子どもに英語を教えられたら

結婚前は、客室乗務員をしていました。
はじめは日系の会社にいて、その後イギリスベースの会社へ転職して4年間働きました。

結婚を機に帰国して、スウェーデン大使館や国連大学で受付の仕事に就き、幼児英会話の勉強も始めました。
自分の子どもに教えたいなと思って始めたのですが、そのうち楽しくなって、某英会話学校の幼稚園・保育園の課外活動の講師を始めました。

半年後に娘を妊娠したので、働いた期間は短かったのですが。

娘の幼稚園入園がきっかけ

娘が1歳になった頃から、少しずつ自宅で英語を教えてみました。
娘の反応を見て、「このくらいでも(英語を)楽しめるんだな」と実感しました。

2015年に幼稚園入園。
私も落ち着いたから、そろそろ復帰したいなと思いましたが、預かり保育はなく園に行く用事も多いので、難しいなと思いました。

しかし園のママたちは、フルタイムは少数だけど、フリーランスで働く方が多かったのです。
「私もやってみたい…」、そう思っていたとき、英会話学校の同期からグローバルクラウンの話を聞き、応募しました。

面接はSkypeで行いました。
時間を気にしなくて受けられるので、助かりました。

講師としての働き方、娘との関わり方

最初は、ホントに緊張しましたよー!
以前は全部英語で授業していたので、日本語を使ってもいいといわれても、どのくらい使っていいのか分からなくて。

また、インターネットでしか子どもたちと顔を合わせないのが、不安でした。
以前はレッスン動画があったので、それを何度も見て研究しました。

始めて3~4ヶ月は、1日1人レッスンするのがやっとでした。
今は、平日1日2レッスンが基本で、多いときは3レッスンです。

娘の降園が14:00、園庭で遊んで帰ると15:00になってしまいます。
夕飯は朝のうちに作っておき、18:30~19:00の間に寝かせて19:00からレッスンに入るという、スタイルです。

娘もこの生活に慣れると、早く寝る分だけ朝も自分から起きて、機嫌もいいですね。
中途半端な時間に眠くなることもなくなったので、親子で平和です(笑)。

年中になると私の仕事が分かってきて、「もうすぐ始まるね」と自分でベッドに行ってくれます。
余裕のあるときは、レッスンで使うカードを見せると、喜んでくれます。

夫が早く帰って来る時は2レッスン、遅いときは3レッスンしています。
夫は、「やりたいならやっていいよ」と理解してくれています。

これからの夢

細く長く続けていきたいですね。
教えるのは楽しいし、子どもを持って分かったこともたくさんあるので、母親目線を大切にして先生という立場で続けられたらなと思います。

小学校に入って落ち着いたら、もう少し長く時間が取れたらなと思います。
1日1レッスンから教えられるのはあまりないし、急なキャンセルにも対応していただきありがたいです。
とても働きやすいですよ。

実際のレッスンを見学しました

西光さんのお話しを伺った後は、レッスンを見学しました。

教材の準備が色々大変なのかなと思っていましたが、西光さんが用意していたのはノートPCと生徒の記録をメモしたノートくらい。
「全部、PCで対応できますよ」とニッコリ。
生徒にも講師にも負担の少ないスタイルです。

レッスン開始5分前には、生徒情報やレッスン記録に目を通し、カメラ・マイク・スピーカーなどに異常がないかもチェック。
「初めてのお子さんは、緊張しますよ」と西光さん。

ちなみに、音声が聞き取れないなどトラブルがあった際には、運営スタッフと通話できるようになっており、サポート体制もしっかりしています。

そしてレッスン開始。
満面の笑みで対応し、あっという間に子どもの心をつかみました。

明るく和やかな雰囲気で、20分のレッスンは終了。
最後の方で急に歌を歌ったので、なぜかとたずねてみると、疲れが見えてきたので、やり方を変えてみたそうです。

子どもに教えるには、臨機応変に動けることが大切だなと、納得。

教えているときの西光さんは、本当に楽しそうでした。
今回は取材に合わせて時間を設定いただきました。ありがとうございます。

レッスン内容の詳細は、以下の体験レポート記事をご覧ください。

グローバルクラウンではママさん講師を大募集中です!

代表の道村さんの言葉には、「話しやすい体制を作りたい」「孤独にならないように」など、端々に講師に対する優しい想いを感じ取れました。

英語が好きな方・子どもが好きな方、是非グローバルクラウンで働いてみませんか?
ママさん講師大募集中です。

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2011年から「ママが笑顔で働き続ける」をテーマに活動する起業ママのコミュニティです。 働き方の選択肢に「起業」を加えることで、ママの意欲に蓋をしない社会をつくりたい。 家庭での「ママ・妻」として、社会で「働く人」として、「自分を活かす働き方」を後押しするため、プロジェクト株式会社が運営しています。
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